5月23日(木)〜5月24日(金) 練習走行
木曜日、金曜日の練習走行では多少トラブルが出て、あまり走行できないセッショ ンはあったものの、開幕戦の富士の時に比べれば調子は良く、金曜日の練習走行では
トップからコンマ3秒遅れの4番手でした。
コースはリズム良くコーナーが続くので走っていて楽しい印象が強かったです。
予選に向けて、どうやってコンマ3秒を 詰めるか、データロガーを見て自分の遅い所を確認し、ポールポジションを狙ってい きました。
5月25日(土) 予選
予選では前回同様、開始直後に2周で決勝用タイヤの皮むきをし、その後タイヤを 変え、前につまらないよう間合いを計りタイムアタックに入りました。
アタック1周目で、前日までどうしてもアンダーステアを消すことが出来ず走りが決まっていなかった4コーナー(ヘアピン)で新たな走り方を試し、それまでの走りとどちらが良いかを比較し、タイヤの一番おいしいアタックラップでは良い方の走り方をしよう
と考えていました。しかし、試した走り方では曲がりきれず、立ち上がりでクルマ半分ほどグリーンに落としてしまいました。そこで1秒以上ロスしてしまい、その周は
1分26秒4で失敗に終わり、次の周からはオイルが出てしまったので、わずかしかタイムアップできずに 1分26秒1で10番手になってしまいました。
自分としては、オイル が出てしまったのは誤算でしたが、それは皆同じことです。これも練習の間にうまく 走れるようになっていなかったことが原因なので、自分の責任です。
決勝では抜くことが難しいことは分かっていましたが、ぶつからないように1台でも多く抜こうと考えていました。
5月26日(日) 決勝
決勝では予選で炎上してしまった1台が出走せず、ポールシッターがフォーメー ションラップでスタートできなかった為、実質8番手スタートになりました。しかし、スタートは失敗し中央から1台に抜かれました。その後1〜2コーナーで1台を抜き8番手に戻って周回していました。
前はゼッケン1番(HIDE選手)で、コーナーでは進入から出口まで明らかに自分の方が速かったのですが、ストレート区間では、3速の後半あたりのスピード域になると遅れをとり、ホームストレートではスリップに入っているのに離されてしまう状況でした。相手に対して一番差があったのが1〜2
コーナーだったので、何回か3コーナーで仕掛けようとしました。しかし、相手が全く 後ろを見ていなかったようなので、引かざるを得ませんでした。レースが10数周過ぎたところでSPコーナー出口での大きいクラッシュがあり、セーフティーカーが入ったので、リスタートのチャンスを生かして必ず仕掛けようと考えていました。
スタートのタイミングはそれほど悪くありませんでしたが、1コーナーでは仕掛けられそうにありませんでした。しかし、その直後、前車が前に詰まったのを見て2コーナーでアウトから並びかけ、3コーナーでインに入り7位に上がりました。残り2周で自己ベストのタイムを出し、前を追いましたが仕掛けるところまではいくことが出来ませんでした。
今回このような結果になったのは、予選で沈んでしまった事が一番の原因です。予選をやっているとき、自分は冷静でいることができ、通常の予選が展開すれば全く問題なかったと思いますが、予測していなかったオイルによって自分の問題点が浮き彫
りにされた気がします。少しでも自分の力を多く出そうとした結果が失敗につながってしまいました。そのときはベストを尽くしていたつもりだったのですが、今から思うと練習以上の走りをしようとしたから起こった失敗だったようにも思えます。次回のもてぎでは今までの失敗を踏まえて、ベストを尽くして頑張ります。 |