11月1日(金) 練習走行
11月2日〜3日にかけて行われたフォーミュラトヨタ第9戦の結果を報告いたします。
いつも応援していただき、ありがとうございます。
前回のレースでは、練習の段階からややトップから離されており、走っているときの意識を変え、走りを変えようとしましたが、全く良い方向にはいかず、決勝では自分の走り方の悪い部分が足を引っ張る形でセッティングでもハマってしまい、最悪のレースになりました。
今回のレースでは前回の失敗を踏まえ、常に攻める気持ちを忘れないよう心がけていきました。
11月2日(土) 予選
土曜日は予報通り天候が回復し、部分的に路面は湿っていたもののドライコンディションになりました。
今回のレースに向けての事前テストは行っていなかったため、ぶっつけ本番という状態でした。
走り始めは路面のコンディションとドライの走りのリズムを思い出しながら走り、2本のタイヤを交換した後半に勝負をかけました。
予選も後半になるにつれ路面コンディションが良くなっていき、それに伴いマシンの挙動も安定してきました。
ひどいアンダーやオーバーもなく、バランスが取れていたこともあり、後半のアタックでは1〜2コーナーや130Rのような高速コーナーを攻めていける確信が持てたので、思い切り攻めていき、多少のミスはあったもののこれまでで一番良い予選アタックができました。
結果は2分8秒338で5番手。やれるだけのことはやったという感じで、気分良く翌日の決勝レースを迎えることができました。
11月3日(日) 決勝
決勝日も自分の意には反し好天に恵まれ、完全なドライコンディションになってしまいました。
前日のセッティングではバランスは良いと感じられたのですが、トップから1秒もの大差をつけられてしまったので、決勝で同じセッティングのマシンで走ったとしても結果はタカが知れているという事で、セッティングを変更していきました。
方向性としては、クルマ全体の限界を上げる狙いで、フロントを柔らかめにし、リアウィングを立てていく事にしました。
ただ、事前テストを行っていなかったので、走ってみないと良し悪しは判断できませんでした。
スタートは過去最高の5番手からということで、何とか順位を上げて表彰台圏内でレースを進めたいところです。
スタートは無難に決め、後ろから良いスタートを切った1台に抜かれはしたものの、1〜2コーナーでアウト側から2台をかわすことができ、4番手に上がりました。
その後デグナーカーブで、後方でアクシデントがあり、前4台がやや抜け出す形になり、前だけに集中していける状態になりました。
何とか先頭集団についていこうと食らいついていきましたが、クルマの方はアンダーステアでS字区間とスプーンでやや離され、徐々に差が開こうとしていました。
3周目のヘアピンの立ち上がりで3速から4速にシフトアップするときにギアがなかなか入らず、そうしているうちに後方の柴田選手に一気に差を詰められ、続くスプーンコーナーでインに入られてしまいました。
完全に並ばれてはいなかったので、アウト側で粘ろうとしましたがラインを外したせいもあり思ったよりクルマは曲がらず、アウト側の縁石に少し触ったらインに戻れなくなりそのままコースアウトすることになってしまいました。
その後、できる限り追い上げようとしましたが、クルマはアンダーステアがひどくなる一方で、攻めても攻めてもタイムは一向に上がりませんでした。
今回のレースは、肝心なところで自分がミスをしてしまったのがすべてで、何も言いたい事はありません。
今年レースをやってきて、公式セッションで一度もトップタイムを取ったことはなく、今年デビューしたドライバー達と自分を客観的に比べて速くないと思われてしまうのは自分でも分かります。
もともと今年に勝負をかけるつもりでいたので、次のレースに全てを賭け、勝てなかった時にはレースを諦めます。
最終戦もがんばってきますので、ご声援のほどよろしくお願い致します。 |